純球考 ~じゅんきゅうこう~

野球・ソフトボール初心者がその競技の「本質」を考え「本物」を紹介する役立ちブログ

ピッチング練習以外のブルペンでのピッチャーの練習を考える

(2020.7.11 追記)

 

本日も純球考にご乗車くださいましてありがとうございます。

 

今回は「ピッチング練習以外のブルペン練習を考える」です。

 

 

みなさんはブルペンでのピッチャーの練習はピッチング練習だけだと思っていませんか?

 

私はそうは思いません。

 

試合(で勝つこと)を目的としたときに、ブルペンのスペースがあればピッチング練習以外にも練習すべきことがありませんか?

 

ここでは、ピッチング練習以外の練習内容について紹介します。

 

 

 

キャッチャー捕逸時の声出し

 

 

ブルペンでピッチャーが黙々とピッチング練習している場面をよく見ますが、そのピッチャーがコントロールが良く、しかもキャッチャーが捕逸しなければ黙々と練習すれば結構かと思いますが、アマチュア選手ではそうはいきません。

 

マチュア選手には、ピッチング練習時にキャッチャー捕逸時の声出し練習もあわせて行うことをお勧めします。

 

具体的には、キャッチャーが捕逸したときにそのボールの位置を「下!下!」「後ろ!後ろ!」などキャッチャーに伝える練習です。ちなみに、捕逸によるタイムロスをなるべく短くしたいので“正確に”伝える必要があります。「右!」「左!」はバッテリーが対面しているので正確に伝わりにくいですので、キャッチャーから見た方向で伝える、指差ししながら声を出す、などの工夫が必要です。

 

 

ランナー3塁を想定したキャッチャー捕逸時の本塁ベースカバー

 

ランナー3塁を想定すれば、捕逸時の声掛けとあわせて本塁のベースカバーの練習も可能です。本塁のベースカバーを忘れると1点を争うような試合では勝つことが難しくなりますので自然に体が動くようになるまで普段からこの練習を行うべきだと考えます。

 

 

バント処理

 

ブルペンのスペースがあればバント処理の練習が可能です。実際の投球をバントしてもらい、ピッチャーが捕球するかキャッチャーが捕球するかを練習で掴んでいきます。

 

 

ピッチャーゴロのノック

 

この練習はウォーミングアップや気分転換などを目的に行う程度で良いと思いますので、基本的にノックは正面ゴロでOKです。

 

 

スクイズを想定した本塁へのグラブトス

 

グラブトスは練習すれば必ず上達します。個人的には残念ですが、子供のチームでも大人の考えでスクイズをするケースがあるようですので、捕球~本塁へグラブトスの練習はしておいた方が良いと思います。

 

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。ブルペン(スペース)で行う試合に役立つピッチャー練習はピッチング練習だけではないことがご理解いただけたかと思います。みなさんも普段の練習=固定観念にとらわれず、限られた時間で高い効果が得られる練習を常に意識して練習内容を工夫してみてください。