【考察】 バッティングで大切な手は押手?引手?
本日も、純球考にご乗車下さいましてどうもありがとうございます。
今回はバッティングで大切な手は押手(キャッチャー側の手)か引手(ピッチャー側の手)かについて簡単に考察してみようと思います。
もちろん、両方の手とも大切というのが模範解答かと思いますが、どちらの手をより意識すれば良いかという視点で私なりに結論を出してみたいと思います。
バッティングで塁に出る確率が高い打球は長打です。長打を打つにはバットとボールの反発力が高いことが重要。ボールはバッターでコントロールできないので(プロの選手の中にはピッチャーの投球を心理的にコントロールしちゃう人もいるでしょうが…)反発力を上げるためにはバットスピードを速くする、つまりは身体の回転を速くしなければならない。
さぁここからです。
身体の回転を速くするためにはどうしたらよいか。例えばフィギュア選手がターンするときどちらの手で回転運動をリードしますか?反時計回りの時は右手で助走を付けていませんか?
つまり、私の考えるバッティングで大切な手は押手です。
子供がバットの無い状況でゴムボールを打つ時にどちらの手を使いますか?
きっと押手です。
人を叩くとき(そんなことしたらダメですよ!)プロレスでは無ければ押手です。(ちなみに、プロレスには逆水平チョップという引手を使った技があります。)
※逆水平チョップのシーンは1:30ごろ
ボクシングのストレートは押手です。
ではなぜ押手が重要か。
多分、右投げ右打ちや左投げ左打ちは押手が利き腕になるので、引手よりも(位置やパワーなど)コントロールし易いからだと思います。
※右投げ左打ちや左投げ右打ちの作られた打者は重要な押手でのコントロールが難しいと思うので長打ではなくテクニック系の打者になるのでは、と考えます。
なお、手以外で身体の回転を速く(というよりも回転を長く)させるには、ピッチャー側の足の踏みだし(=いわゆる割れ)のときに少しオープンに開くと良いと思います。
私なりに、論理的にバッティングで大切な手は押手であるという結論を導き出してみましたが、みなさんも旧態依然の慣習ではなく冷静になって理屈で考えてみるといろいろな発見があり、野球・ソフトボールがさらに面白くなると思いますよ。
本日も、本ブログを読んでいただきありがとうございました。
※おまけ(ノリさんも押手が重要と言っておられます。)