侍ジャパン/ソフトジャパンへの道へようこそ。
今回は初めて守備側にスポットを当てたいと思います。
野球・ソフトボールの守備で求められるのは例えば、
いかに速く打球を処理するか
いかにアウト数を稼ぐか
いかにランナーを本塁に近づけないか
等が考えられますが、長い野球・ソフトボールの歴史のなかで培われた守備の定番の動きが現在では概ね確立されていますので、簡単ではありますが以下の通りポジション別に紹介したいと思います。(なお、ここで紹介する動きについては、頭であれこれ考えなくても体が勝手に動くまで繰り返し練習しておく必要があると思ってください。)
1.ピッチャー
―投球練習の制限球数内にピッチャープレートのキャッチャー側の土をプレートに沿って掘る さらに踏み出す足のステップ幅の正確な位置の土を掘る
―自分より左方向(1塁側方向)の打球のときは1塁ベース方向に走る
―ランナー2塁にいる場面でヒットを打たれたときは本塁のバックアップに回る
―ランナー3塁にいる場面で投球をキャッチャーが後逸したときは本塁ベースカバーに入る
2.キャッチャー
―ランナー無しの場面での内野ゴロ(ライトゴロ)では1塁のバックアップに回る
―振り逃げルールを理解し、3ストライク目のバッターへのタッチもしくは1塁送球(フォースプレイ)を忘れない
3.内野手
―2塁のベースカバーについてセカンドとショートのどちらが担当するか決めておく
―ファーストとセカンドの間に落ちるフライ、サードとショートの間に落ちるフライはそれぞれ守備位置がバッターから遠いセカンド、ショートが基本的にキャッチする
―ランナーが3塁にいる場面では基本的には前進守備(2アウト以外)
4.外野手
―ランナーがいない場面では腰を落として両手で、ランナーがいる場面では前進しながら片手でキャッチする
―外野にとんだ打球はその打球に近い外野手2人が追いかける(打球処理をしない方の外野手はその打球のバックアップ)
―外野への打球はランナーが走る塁の1つ先の塁に送球する
―内野手と外野手の間に落ちるフライは外野手が基本的にキャッチする
―ランナー2塁にいる場面では基本的には前進守備(2アウト以外)
5.共通
―大きな声で指示を出す「声の連携」
―本塁に近いランナーから先にアウトにする
―3つ目のアウトはフォースアウトで取る
―ランダウンプレーの基本はなるべく少ない送球で若い塁に追い込む
―3塁ランナーがいる場面では外野ファールフライは犠牲フライになるのでキャッチしない
まだまだ足りない動きがあるかと思いますが、ひとまずこんなところでしょうか。ご参考まで。。。