【提案&実践中】 イップスの治し方:親指をあてにしないボールの握り方
本日も純球考にご乗車下さいましてありがとうございます。
先日、直近のブログで紹介した本の続編『続・甲子園の心を求めて』佐藤道輔著(報知新聞社)を入手しましたので、早々に読破しました。こちらに関しても書評は省きますが、みなさんも入手して読んでみてください。
さて、私ですが野球経験者ではないのですが、小学生の頃はTV中継の日はいつもプロ野球を見ていて、TVで見たプロ野球選手のモノマネなどをしながら毎日のようにプラバットとゴムボールで野球をしていたので、野球のプレイにはそこそこ自信があり、(手前味噌ですが)実際に野球経験者からも「野球してました?」と聞かれるほどの腕前なのですが、ここ最近イップスに悩まされています。。。
ボランティアでやっているソフトボールチームのコーチとして、子供とイップスのためにだましだましキャッチボールをするのはしんどいですので、自分がイップスであることを認めたうえでイップスに正面から向き合おうと思いました。
そこで、今回は私のイップスの症状とその治し方のアイデアを紹介しようと思います。
イップスとは
言葉の定義は便利なWikipediaに委ねます。(笑)
イップスの分類
イップスは普段できていたものができなくなるという意味で精神的症状と捉えられていますが、実は技術的な欠点があるのにも関わらず『イップス』という言葉で始末しているケースも多いと思います。その点では、イップスは精神的と技術的に分類できると考えています。なお、技術的な問題は練習で解決するはずです。
ちなみに、私は野球経験者ではないので客観的に考えると、技術面が原因のイップスとなります。。。
イップスの実態
参考資料として下記サイトを引用します。
アンケート回答(複数回答可)の結果、「よくひっかかる」および「よくすっぽ抜ける」がそれぞれ過半数を占めていました。この結果は、イップスの多くがボールの握りに関して技術的な問題を抱えているということを示していると思います。
そこで、次に技術面が原因のイップスの解決のためにボールの握りについて考えてみたいと思います。
ボールの握りで技術面が原因のイップスを解決:親指をあてにしない握り方
もっとも基本的なボールの握り方は図1の通りです。
(親指と人差し指・中指の位置を二等辺三角形にするイメージ)
図1
図2のように親指が左右のどちらかにずれると、ボールの回転が不安定になるようです。
図2
※参考資料(図1および2)
ボールの握りは親指が非常に大切みたいですが、ボールのリリースの際のポイントは人差し指と中指の力ということですので、ここで親指をあてにしない握りを提案しようと思います。
アイデアとしては2つ。
ひとつは、図3の通り別サイトで紹介されている親指をまったく使わない握り方です。
図3
※参考資料(図3)
握り方を少し変えるだけ。投げるときの「力み」を一瞬で改善する方法とは!? | makoto-t-amebaのブログ
もうひとつは、親指は手のひらの横にあるので親指でボールの横を軽く支え、親指の支えに対抗するように薬指でボールの横を支え、ボールの側面に両指から均等に支える握り方です。
図4
図3、4とも親指の位置を重視していませんが、リリース時に人差し指と中指に均等に力が入るので、送球に不自由することはないと思います。
まとめ
個人的には、図4の握り方で試してみて(現在のところイイ感じです)、うまくいかなければ図3のように親指をあきらめようと思います。
みなさん、イップスは技術的にてっぺんのプロがなる精神的症状と割り切り、プロでないわれわれは技術的に解決する手段を探すようにしましょう!