純球考 ~じゅんきゅうこう~

野球・ソフトボール初心者がその競技の「本質」を考え「本物」を紹介する役立ちブログ

【高校野球中止】 『甲子園の心を求めて』 佐藤道輔著(報知新聞社)

本日も、純球考にご乗車下さいましてありがとうございます。

 

 

新型コロナの第1ステージが落ち着き、全都道府県の緊急事態宣言が解除になったことでり、徐々に普通の生活に戻ってきています。

 

 

その一方で、東京オリンピックをはじめさまざまなイベントが早々と延期・中止になりました。

 

 

そのなかでも高校野球は、高校生のスポーツの全国大会であるインターハイとは一線を画した、いわば国民的イベントということでさまざまなメディアが主に「高校球児が可哀想」という論調で甲子園中止のニュースを取り上げています。

 

 

私は当事者ではありませんので、当事者の気持ちを推し量ったとしても到底及ばないのですが、その当事者がやり場の無い気持ちを切り替えるためのヒントになり得る本を最近入手しました。

 

 

その本とは、

 

高校野球の汗と涙とともに甲子園の心を求めて』

佐藤道輔著(報知新聞社) です。

 

甲子園の心を求めて―高校野球の汗と涙とともに

 

※著者である佐藤道輔さんの紹介(Wikipediaより) 佐藤道輔 - Wikipedia

 

 

この本は20年ほど前に出版された古い本なのですが、野球指導者のバイブルだという噂を聞いたので探していましたが、たまたま夏の甲子園中止のニュースのタイミングで入手できました。

 

 

この本の内容については、実際にみなさんがこの本を手に取って読みそれぞれで感じるべきだと思いますのでこのブログで書評は書きませんが、この本の象徴的な文章だけ紹介しておきます。

 

 

それは、

 

「甲子園の心は、汗の中でもがき、泥土の中に泣いた練習グラウンドにある」 です。

↑ この本の前書きに書かれている文章です。

 

 

高校野球の中止によって、日ごろの練習の成果を発揮する舞台を失うことにはなりますが、この本では甲子園を目指すための練習をしてきたことに意義・価値がある、と書かれています。

 

 

ちなみに、明徳義塾の馬渕監督が夏の甲子園の中止が決まったことを受けて、同校の球児に語り掛けた内容が、この本の内容と通じるところがあると感じましたのでリンク先を付けておきます。

 

明徳義塾・馬淵史郎監督が 「3年生球児たち」へ語りかけたメッセージ | ニュース 高校野球関連 | 高校野球ドットコム

 

 

当事者である現役の高校球児にとって今年の高校野球の中止はとてもつらい出来事だと思いますが、命を最優先にした高野連の決断です。

 

練習で培ったこと+このつらい出来事は必ずや今後の人生に活きてくると思いますので、腐らず頑張ってください!とエールを送ったところで、今日のブログを締めたいと思います。

 

 

本日もブログを見てくださりありがとうございました。