純球考 ~じゅんきゅうこう~

野球・ソフトボール初心者がその競技の「本質」を考え「本物」を紹介する役立ちブログ

【読了】棚原安子著「親がやったら、あかん! ~80歳“おばちゃん”の野球チームに学ぶ、奇跡の子育て~」(集英社)

本日も、純球考にご乗車下さいましてありがとうございます。

 

 

昨日、タイトルに惹かれてAmazonで注文した本が届きました。

 

 

タイトルは「親がやったら、あかん! ~80歳“おばちゃん”の野球チームに学ぶ、奇跡の子育て~」棚原安子著(集英社)です。

 

著者の棚原安子さんですが、大阪府吹田市の少年野球チーム「山田西リトルウルフ」を夫と立ち上げた、御年80歳の現在も現役バリバリの指導者のようです。ちなみに、「山田西リトルウルフ」のチームのメンバーは現在約140名で、世間で叫ばれている野球人口の減少が嘘のようなメンバーの多さを誇っています。

 

 

 

本が届くや否や、内容が面白くてすぐに読了と相成りました。

 

親として、父兄として、指導者として改めて考えさせられる内容でした。

 

読む人によって共感できる内容が異なると思いますのでここで論評はしませんが、私が是非真似したいと思った内容を一つだけ紹介しておきます。

 

 

それは、「親離れ、子離れの第一歩 『大阪駅までの一人旅』の伝統」です。

 

 

「山田西リトルウルフ」では小学4年生の春休みに、チームの拠点である吹田から大阪駅まで一人で電車に乗って往復させるというイベントを行っているそうです。効果としては、子供の度胸付け、社会との関わりを経験、親離れ、子離れなどがあるそうです。

 

 

この内容を見てこれだ!と思い、さっそく今日の早朝に小学6年生の長男に自宅の最寄駅から急行で10分程度の駅まで電車に乗って一人で来なさいと指示をして、私は目的駅に先回りしました。

 

 

長男はICカードを持っていたので難なく目的駅に到着し、まもなく私と合流したのですが、ご褒美の朝ごはんを一緒に食べているときに「何が緊張した?」と聞くと息子は「不審者が近づいてこないかがドキドキした」と言っていました。

 

 

ドキドキ(というよりビクビク)した経験は、上述した効果のなかの度胸付けに役に立ちそうだと思ったと同時に、社会との関わりを経験という部分で昔に比べて信用できない世の中になったのだなぁと少し悲しくなりました。。。(私にもその心配があったので、不審者がいないだろう休日の早朝をチョイスしたのですが。。。)

 

 

不惑の40代ですが、この経験を通してまだまだ学ぶべきことは多くあることを実感しましたので、不惑を頑固に突き通すのではなく、これからも勉強意欲や好奇心は失わないようにしたいと思います。

 

 

本日も、本ブログを読んでいただきありがとうございました。